空白の奏 歌詞欄(Lyrics)Lyrical Creation: © 2025 銀兎 All Rights Reserved | Copyright © 2025 銀兎 【Verse 1】 深夜零時、時は静かに堆積し 僕の輪郭を わずかに滲ませる 宙に浮かぶ言葉は まだ形を持たず 触れれば消える 溜息のように 【Pre-Chorus 1】 指先でなぞる記憶の欠片 触れるたびに ひび割れていく 痛みを紡げば音になるなら 僕は幾度も この声を響かせる 【Chorus 1】 空白に滲む旋律を聴いて 誰の耳にも届かぬ歌を紡ぐ 揺らめきながら崩れていく それでも それでも僕は この音を放つ 無数の声に埋もれる夜に たとえ消えても 響くことを願う 【Verse 2】 午前四時、世界はただ横たわり 月の亡骸が 窓辺に沈む 眠りの底で誰かが呼んでいる 僕か、それとも影の名前か 【Pre-Chorus 2】 沈黙の隙間に落ちた声は 意味を持たぬまま 風に融ける もしも輪郭を与えられるなら 僕は 何者になれるのだろう 【Chorus 2】 空白に滲む旋律を聴いて 誰の耳にも届かぬ歌を紡ぐ 揺らめきながら崩れていく それでも それでも僕は この音を放つ 無数の声に埋もれる夜に たとえ消えても 響くことを願う 【Bridge】 もしこの音が 誰かの影を揺らすなら 僕は僕のままで いられるのだろうか 【Final Chorus】 空白に滲む旋律を聴いて 誰の耳にも届かぬ歌を紡ぐ 揺らめきながら崩れていく それでもそれでも僕は この音を放つ 無数の声に埋もれる夜に たとえ消えても 響くことを願う 空白に滲む旋律を聴いて 誰の耳にも届かぬ歌を紡ぐ 儚さごと焼きつけながら それでも それでも僕は、奏で続ける この世界の果てに辿り着いても この声だけは 消えずに残るように 無数の声に埋もれる夜に たとえ消えても 響くことを願う |