雨音切符 歌詞欄(Lyrics)改札をくぐった午後三時 傘越しに見上げた空は灰色 駅前のベンチ 濡れたまま 誰かを待ってる傘が揺れる 足元に広がる水たまり あの日と同じ靴音が響く Ah 雨音が切符みたいに 記憶の旅へ連れていく 笑っていた君の声も 涙まじりのさよならも すぐそこにあるようで 電車が通り過ぎた後 ガラスの奥に 滲んだ影 名前も日付も消えていて それでも確かに ここにいた 肩に降る雨の温度が 心の隙間をそっとなぞる Ah 雨音が切符みたいに 記憶の駅を巡ってく 初めて触れた手のぬくもり 置き去りにした夢のつづき まだ胸に響いてる 時の列車は戻らない けれど この雨が もう一度だけ 扉を開く Ah 雨音が切符みたいに 記憶の旅へ連れていく 雨に流れる君の笑顔 声にならない想いごと 静かに胸の奥で 降りつづく |