カラオケ少女隊

学校では普通の私たち。でも、カラオケボックスのドアを閉めた瞬間、スイッチが入るんだ。歌うことでしか吐き出せない気持ちがあって、恋も知らないくせに失恋ソングで泣いたりして。誰にも見せない顔を、あの狭い部屋でだけ見せられる。笑って、叫んで、声を重ねて、音に溶けていくこの瞬間が、私たちの青春のど真ん中なんだ。うまくいかないことばっかりだけど、歌えばちょっとだけ強くなれる気がして。放課後、あのマイクがある限り、私たちは“最強の普通”でいられる気がするの。ねえ、また明日も歌おうよ。

naomikoryo (Youtube same name)