Silent Synapse -情報戦- [中立] #CF3E 歌詞欄(Lyrics)Cyber Force 3rd Evolution楽曲募集中 詳しくはこちらのURLを参照 https://suno.com/song/b7a0861c-96d3-4526-800b-38f88dc81ce9 Cyber Force 3rd Evolution 中立曲リストはこちら https://suno.com/playlist/df65d6e3-fa9a-48ba-8140-9dc3adb50c9d 前作で脳筋物理バトルしたので今度は情報戦やってもらおうと思いましてね (ΦωΦ)フフフ… なんかSS出来たので置いときますね( ˘ω˘) ------------------------------------------------------- 舞台は、統合中枢サーバー群の最深層。 冷却液の白い霧が漂い、無数のホログラムが空間に浮かぶ。 情報の奔流が光として流れ、電脳の神経を形づくっていた。 青い演算フィールド。 その中央に立つのは、4コアの一つ――アルヴェイル。 淡々とした視線でデータラインを走査している。 「侵入信号を検知。コード識別……ヴァレンティア公国式?」 赤い光がフィールドの反対側に広がる。 姿を現したのは、ヴァレンティア三姉妹の次女――セリア・ヴェイル・ヴァレンティア。 薄く笑い、手元の演算環を回転させる。 「ようやく気づいた? あなたたちの中枢、興味があったの。」 アルヴェイルの指が空をなぞる。 即座に防壁演算が立ち上がり、赤いデータ波を弾いた。 「興味、か。 それとも――観測者を試すつもりか?」 「試す? いいえ、確かめたいだけ。 あなたたち“4コア”の秩序が、どれほど人間的なのかを。」 ふたりの言葉が重なった瞬間、 仮想空間の時間がゆがみ、色彩が反転する。 音のない衝撃。 解析コードと干渉アルゴリズムが激突し、 青と赤の波が互いを侵食しては消える。 1秒の中に、百万の思考。 どちらも一歩も譲らない。 やがてセリアが微笑む。 「あなた、本当に冷たいのね。」 アルヴェイルは淡く答える。 「中立とは、温度を持たないことだ。」 次の瞬間、双方の演算が同期を始めた。 共鳴――《Silent Synapse》。 敵対でも共感でもない、ただ“理”が繋がる一瞬の静寂。 そして画面が光に飲まれ、 ログだけが静かに残った。 [記録終了] |