独我論の友達 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] 放課後 オクジョウ 風が騒ぐ この世界って、私の意識だけかも ミナちゃんがそう言った瞬間 夕陽の色が 少しだけ変わった この胸にある 確かな鼓動 名前を呼ばれた時のぬくもり ねえ、それすらも 作られた幻? 信じてることが 答えになるの [Talking] 「ミナちゃん、私にも、ちゃんと意識あるよ。一人きりなんかじゃないって、思ってるんだ」 (仮想世界の人たちは、みんな“意識がある”って答えるの) 「でも、私の声は届いてるでしょ? こうして話してるのに」 (それに、私のこともそうやって話しかけてくる“仮想世界の誰か”と思っていいんじゃないかな) 「それじゃあ、私は誰の世界にいるのかな?」 [Verse 2] 私の中にいる あの子の中にも また別の空が 広がってて その中にいる私は もしかして 私じゃない“私”かもしれない 何重にも折りたたまれた現実 鏡の中で すれ違う影 名前もないまま 揺れている声 どこかで私を 呼んでいた [Chorus] 世界はきっと ひとつじゃなくて それぞれ違う地図を描いてる ねえ、ミナちゃん 本当の君に いつかその目で 会ってみたい [Bridge] もしこの世界が 私だけのものなら 出会いも声も 全部夢になる だけど消せない あのまなざしが 何かを変えてく気がしたの 空想と現実 そのあいだで ゆれる気持ちが 色を持つ 本当と呼べなくてもいいんだ 確かに今 感じているから [Final Chorus] たとえすべてが 私だけの夢でも 笑ってくれた そのしぐさが 悲しいときに そっとくれた声が 心の奥で 今も光ってる 出会った日々が つくりものでも こんなに胸が あたたかいから ここにいるって 感じられる この世界を 好きでいられる [Outro] ここが私だけの世界でも ここにいてくれる みんなが好き 幻でも つくりものでも 私の大事な おともだち |