地下鉄は眠らない 歌詞欄(Lyrics)鉄の壁が響かせる 見えない足音 午前零時の風が 地図を舐めるように 誰もいないプラットホーム 光は遠く 閉ざされた空の代わりに 蛍光灯が瞬く 低く唸るベースと機械音 沈黙はコンクリートの海に沈み 声は反響し やがて形を失う ガラス越しの影は 僕とすれ違い 知らない街へと 吸い込まれていった 探している 名もなき出口を 見上げても 空はここにない 地下鉄は眠らない 夢を運ぶレールが 夜を貫く 金属の匂いが 時間を削って 同じ広告ばかりが 笑っている 閉まるドアの向こう 名前を呼んだ声は エンジンの鼓動に溶けて消えた 追いかけても 届かぬ未来 夜明けさえ この街は知らない 地下鉄は眠らない 終わらないレールの上で 君を探す |