夏の扉を開ける夜に 〜Blue Notes of Summer〜 歌詞欄(Lyrics)砂に靴跡を残してく 潮の香りに少しブルーノート 胸の奥 ざわついた理由(わけ)は 波の向こうに浮かぶ街の灯 深く息を吸って Just feel the air 鼓膜に触れる 遠い誰かのラジオ 時間をほどいたシャツの襟元 擦れたジーンズのままで 何も決めずに この夜を泳ぐ I got no plan just this summer vibe 海辺に咲いた未来を 誰もまだ知らない 光る泡のように 夢が弾けて消える前に ひとりきりで迎えた季節に 物語はまた 静かに動き出す 背後にひろがる笑い声 砂に新しいリズムを刻みながら 缶ビールの音が夜の律動に溶ける 波と月のステージに 濡れた影が並ぶ 少し冷えた風が Tシャツを揺らし 足元で砂がリズムを刻み始めた それぞれの街の匂いを纏い 知らぬふりして持ち寄る願い 答えはなくても 夜が答えのふりをして ただ僕らを包んでゆく 海辺に咲いた未来を 誰もまだ知らない 光る泡のように 夢が弾けて消える前に すれ違う季節の入り口で 物語はまた 静かに動き出す ギターがさざめき 波がそれを真似る 空には言葉を失くした月 肩を並べた影たちが 風にほどけてゆく 笑い声は遠のき ただ潮騒だけが残る 灯りも音も消えて 夜が呼吸を整える やがてまたベースが弾み始め 夏が 静かに歩き出す 白くなった指先 潮風に少し震えてた それでも誰ひとり 未来を疑わなかった 言葉より確かなリズムが 胸の奥をノックする 海辺に咲いた未来を 今なら少し信じられる ゆるやかな光が 夜を優しく塗り替えて 僕らが選んだこの夜が きっと夏の扉を開ける |