空の向こう側に 歌詞欄(Lyrics)遠くで汽笛が響く朝に 乾いた風が君の頬をなでた 畑の奥 スカート揺れて 笑った君を ずっと見てた 小さな町じゃ誰もが夢を 畳んでしまって生きていくけど 君は違った まっすぐすぎて 空の青を宿していた 風が君を連れてくる 草の匂いに胸が締めつけられる もう戻れないのに なぜだろう 「またね」と囁く気がしたんだ 星のない夜 牛の声だけが 野原の果てに響いていた 泣いてたね 誰にも見せず 爪の泥をそっとこすった 幸せは 籠の鳥の歌だと 笑う君の目は星より澄んでた 季節は過ぎて 僕は都会で 忘れたふりをするだけ 風が君を連れてくる どんな都会のともしびより眩しい 強く生きるのが 君だった 弱さを愛したあの日のまま 会えないままでいい 風が君の名前を運んでくれる この胸の片隅に 君はいる 今でも 空の向こう側に 風が君を連れてくる 草の匂いに胸が締めつけられる 遠くで汽笛が鳴るたび 君はまだ そこにいる気がする |