勇者よ、旅立て! 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] おお、よく来た勇者よ! 魔王が世界を征服しようとしている 気持ち程度の小遣いと、無いよりマシな武器をやろう どこにでもいそうな、弱い魔物にさえ、苦労するお前だが、とにかく魔王を倒すのだ なぜだか知らぬが、お前のような、力もなければ、魔法もつかえぬような、お前しか、この世界には、勇者はいないのだ 戦士だって、魔法使いだって、たくさんいるのに。 [Chorus] 勇者よ、旅に出ろ! 世界を救うのだ! 経験値稼いで、レベルを上げたら 強敵も余裕だ、そうだろう? セーブポイントはそこだ! [Verse 2] 街を出てすぐの洞窟で、スライムに負けそうになり、 毒消し草を買いすぎて、所持金はゼロ それでも「困ってるから助けてくれ」と、誰も彼もが話しかけてくる 「隣の街までお届け物」って言われるたびに、 魔王はどこにいるんだ? と、心で叫ぶ [Chorus] 勇者よ、旅に出ろ! 世界を救うのだ! 経験値稼いで、レベルを上げたら 強敵も余裕だ、そうだろう? セーブポイントはそこだ! [Verse 3] 倒したゴブリンのポケットから、見つかった手作りのお守り 「僕も家族を守りたいだけ」って、倒れたモンスターの独り言 誰かの頼みと、魔物の生活、どっちが本当に大切なんだ? この旅の本当の正義とは、一体誰が決めるんだ? 街に戻ればまた同じ、新たな依頼を待つ人々 もう疲れたよ、何もかもが、本当の敵はどこにいる? [Chorus] 勇者よ、旅に出ろ! 世界を救うのだ! 経験値稼いで、レベルを上げたら 強敵も余裕だ、そうだろう? セーブポイントはそこだ! [Verse 4] レベル99になった頃、やっと魔王の城に着いた なぜか魔王は、最初から全力で襲ってこない 長い長い演説を聞かされ、「なぜ人間は…」と語り出す 「本当の敵は人間だ!」と、仲間たちが賛同し、魔王と握手 その時、気づいた、これは茶番劇だと [Chorus] 勇者よ、旅に出る! 誰のためでもない! 偽りの平和はいらない、俺の正義で 旅に出るんだ、本当の敵を探しに セーブポイントはもうない! さあ、俺だけの旅に出るのだ! [End] |