非可換律のアイオライト 歌詞欄(Lyrics)格子状の世界で 零と壱を呼吸してた 無菌室の思考回路(ロジック)に 君という名のノイズ 完璧だった証明の ガラス細工に走る亀裂 デリートキーは錆びついて もう僕は僕じゃない 僕の公理を侵食してく 証明不能な熱 座標軸じゃ捉えきれない 奔放なその軌道 飲み込まれていく…理性の濁流に 意味がない! 僕が触れた君と 君に触れられた僕では 答えが違う 非可換律のアイオライト 覗く角度(こころ)次第で世界は色を変えたんだ これが僕だ! 衝動という名のバグが 僕の全てを書き換える 正常だった昨日のログを必死に巻き戻して 最適解を探してる ふりをしてただ震えた この胸の奥の獣はもう 数式じゃ飼い慣らせない シンギュラリティは君だったと 気づくには遅すぎた 文字化けした理想論(メモリ)の破片(ガレキ)を握りしめて あり得た筈の未来線(パラレル)を なぜ夢に見てしまうんだ? 選べなかった僕は…罪か? 許さない! 壊れるために出会ったのなら 残酷すぎるシナリオだ 非対称性のペナルティ 僕が愛した君と 君に愛された僕とが 微笑み合わない 痛い痛い痛い! 感情という名の洪水が 僕の宇宙を飲み干した あぁ…右脳と左脳を引き剥がすように 論理と激情がせめぎ合う ならば受け入れよう 矛盾こそが 僕という完全な“個”の証明だと さあ、啼け!叫べ!これが僕だ! 僕が触れた君と 君に触れられた僕とを ひとつの僕へ 非可換律のアイオライト 抱きしめて歩き出すよ 覗く角度(こころ)次第で無限の顔を見せる世界 塗り替えろ! 論理(コード)の先の未知(カオス)へと―― |