終わる恋、終わる夏、終わらない音楽 歌詞欄(Lyrics)静かな屋上 ビルの影が伸びる 誰もいない風が Tシャツを揺らした そっと 遠ざかる赤い塔の先 君の背中が滲む 打ち上がる一瞬の光 まるで二人の恋 あぁ 花火より早く消えた 名前さえ呼べなかった 終わる夏に間に合わず この胸だけがまだ 燃えてる 終わらない音だけが 鳴り響く 手を繋ぐこともなく ただ隣にいたあの日 猫の目がまっすぐで 言えなかったよ「好き」と 夏の終わりの空気 汗が滲んだ肌 暗闇を照らす一瞬の光 君の目を見つめた あぁ 花火は終わるだろう 伝えたい言葉はまだ 掌に握りしめて 絞り出した 喉の奥 かわりに歌った ラストソング さよならは 言わなかった でも 始まりもなかったね 猫が見上げる夜空に 今も あの音が残ってる あぁ もう一度だけ君に 伝えたい言葉がある 終わったはずのこの夏を 終わらせないための音を 胸に刻むよ ラストソング 屋上には誰もいない ただ 音だけが 遠く 遠く |