【夏の朝、ママチャリ】 歌詞欄(Lyrics)誰にも気づかれぬよう そうっと玄関の扉を閉じたら もう僕の心には羽が生えてて 絡みつくモノから小躍りで離れ 朝露に濡れたママチャリ 力強く踏み込むとサビた チェーンがギコッと噛み合って ゆっくりと夏未明の風に乗る ガラランガシャガシャと 高らかに響かせながら進む まだ薄暗い県道を駆けて 坂の上のいつもの公園まで ブルルンブンブンと 遠く新聞配達のバイクの排気 湿気った雑木林 こけの香り ケタケタとひぐらしの声 遠くの街の君はまだ 寝息をたてているんだろうか じゃあ君に朝を告げる鳩もまだ 歌い始めていないんだろう 夏の朝、君思い、ペダルを漕ぐ ただそれだけで たったそれだけで ああ世界はなんて素晴らしいんだ ああ世界はなんて素晴らしいんだ クルックック、クルック クルックック、クルック クルックック、クルック クルックック、クルック 眼下にはじんわりと伸びる光芒 登ってきた道、建物、空き地 僕の街が夕焼けなんかよりも 静かに優しく桃色に煌めく 多分きっとこの景色は カメラなんかで捕まえちゃだめだ だからまた明日ここに来て 下手な水彩画でも描こう 遠くの街の君はまだ 寝息をたてているんだろうか じゃあ君に朝を告げる鳩もまだ 歌い始めていないんだろう 夏の朝、君思い、街を描く きっとそれだけで そんな事だけで なあ世界はもっと素晴らしいんだ なあ世界はもっと素晴らしいんだ クルックック、クルック クルックック、クルック クルックック、クルック クルックック、クルック 遠くの街の君はまだ 寝息をたてているんだろうか じゃあ君に朝を告げる鳩もまだ 歌い始めていないんだろう 夏の朝、君思い、ペダルを漕ぐ ただそれだけで たったそれだけで ああ世界はなんて素晴らしいんだ ああ世界はなんて素晴らしいんだ クルックック、クルック クルックック、クルック クルックック、クルック クルックック、クルック クルックック、クルック クルックック、クルック クルックック、クルック クルックック、クルック |