声 歌詞欄(Lyrics)心臓のあたりがギシギシ鳴ってる 錆びついた感情が悲鳴をあげてる 言いたいことと言えることの間に 透明な壁がいつからかできていた 平熱のフリした毎日の中 ほんとは熱くて死にそうなんだ この喉の奥に詰まってる塊は なんて名前なんだよ 教えてくれよ 夕焼けに染まる自分の影が 「お前はそれでいいのか」って睨んでた ああ、もう限界だ どうなったっていいや ただこの衝動を音にしたい これは光か? ただの傷跡か? 僕の胸を裂くこの衝動は! これは歌か? ただのノイズか? 誰にも届かなくたって構わない 理由なんて後付けでいい 意味なんて誰かが見つければいい ただ、ここにいると叫ぶため 僕が僕であるための無音の産声 正解が書かれた教科書を破った 平均点の自分を殺したかった 相槌だけうまくなっていく僕を 鏡の中の僕が冷たく笑ってる 画面の向こうで輝いてる誰かが 僕の息の根をそっと締めに来るんだ この胸に空いた穴ぼこからは 一体どんな音が鳴るんだろうな 諦めることにも慣れてきたはずが どうして心臓はまだ諦めてくれないんだ ああ、もう黙ってくれ いっそ止まってくれ 僕を僕でいさせないでくれ これは罰か? それとも憧れか? 僕の胸を焼くこの焦燥は! これは祈りか? ただの雑音か? 誰にも理解されなくたって構わない 答えなんてどこにもないのに 探すことをやめられないんだ まだ、ここにいたいと願うから 消えそうなくせに消えたくないんだ …大丈夫。 この痛みだけが 偽物じゃないんだ 息をしてるって証拠だ 世界がノイズまみれなら 僕もノイズになってやる ただ、ありのままで… これが光だ! たとえ傷跡でも! 僕の胸を裂くこの衝動が! これが歌だ! たとえノイズでも! 世界中に掻き消されたって構わない! 理由なんていらなくなった 意味なんて僕自身が決めるんだ! 今、ここにいると叫ぶんだ! 僕が僕であるための、始まりの産声だ! 「アアアアアアアアアアア!」 |