さよならのシルエット 歌詞欄(Lyrics)薄紅の空に 風がそっとふれて 夏の名残りが 髪をさらう 改札を出れば もう知らない季節 あの日の笑顔が 胸を揺らすの たった一言だけ あなたに言えなかった 「好きだった」のあとを 続けられずに さよならのシルエットが 遠ざかる街角で 小さく手を振る影 揺れて消えてゆく 何度も夢で出逢って もう一度だけって願うの でも風は戻らない 秋のページめくるだけ カフェの窓越しに 映る赤い街 あなたと歩いた 道が滲んだ 口にしなかった 最後のわがまま 今もまだ心に 咲いてしまうの 「大丈夫だよ」って 笑ったその声が 今でも耳の奥 響いてるまま あの夜のプロローグが 永遠みたいだったね 星のない空をただ 二人見上げてた ふたりの未来描いた ノートをそっと閉じるの 風の音が優しく 思い出を包んでく 駅のベンチ ひとり座る 足音だけ 帰り道 ふわり香る あの日の香り 心の奥 まだ離れない さよならのシルエットに 微笑みを重ねて 後悔じゃないと言い聞かせてみる きっとまた誰かを好きに なる時が来るけれど 今はただ あなたを 風に預けるだけ 風立ちぬ 今、秋が始まる そっと目を閉じて 想い出にキスしたの |