ラストスパーク 歌詞欄(Lyrics)湿ったアスファルトの匂いがした 君が火をつけた「最後の一個」 パチパチって音だけが響いて 僕は君の横顔を見ていた 時間は止まらない 言葉は出てこない わかっていたんだ もうすぐだって 線香花火が 音もなく落ちた 歪な僕らの夏に 火が灯った 一瞬でよかった 眩しかった それでよかったんだ 煙の匂いが胸を掻き乱す 何も言えない僕が滑稽で 君は静かに笑った気がした その影だけがやけに濃かった これが答えだ これでいいんだ 飲み込んだ言葉は 熱を持っている 線香花火が 音もなく落ちた 歪な僕らの夏に 火が灯った 一瞬でよかった 眩しかった それでよかったんだ 馬鹿みたいだよな 綺麗だなんて 掌に刻んだ黒い燃え殻 でもこれひとつが僕の心臓だ これだけで僕は息をしてる 線香花火が音もなく落ちたって! 歪な夏の日が燃え尽きたって! 関係ないんだろ! この燃え殻、胸に突き刺して! うるさい心臓! 明日を撃ち抜け! …まだ、少しだけ熱い。 |