ベルナー・プラッテを囲んで 歌詞欄(Lyrics)やさしい朝がやってくる 古い窓に差し込む光 まな板の上で、野菜の音 ほっとする匂いがひらく ベルナー・プラッテをつくろう お肉も野菜も並べて 鍋の中で出会う味 ゆっくり時間が溶けてゆく ソーセージに舌鼓 キャベツの酸味がやさしくて 一皿ごとに ふるさとの景色 知らない懐かしさに包まれる さあ、テーブルを囲んで 湯気の向こうに笑顔が咲く 言葉よりもあたたかく ベルナー・プラッテがつなぐこころ レシピなんて気にしない 塩加減は あなたの笑顔 少し焦がしたジャガイモも それすらもごちそうになる パンをちぎって 手をのばし 赤ワインが香りを増す 遠い山の麓に似た 静かな夜が ここにある 今日という日のすべてを このお皿にのせてみた 大事なことはシンプルで やさしい味に宿るのさ 子どもの頃に聞いた話 「ごちそうは 誰かと食べること」 それだけで 何もかも 特別になるって知った夜 囲む火のように にぎやかで、あたたかく ベルナー・プラッテのまわりには いつも物語が生まれる アルプスの風が 静かに吹きぬけて 今夜もまた 小さなしあわせを 分けあおう |