かごのなか 歌詞欄(Lyrics)かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつでやる 灰色の箱の中 切り取られた まばゆい 小さな景色 薬品の匂いが 私の香水 腕から延びる線は 私を縛る鎖 もう何度 この景色で 季節を見送っただろう? もう数えるのも 諦めてしまったんだ 家族も 友達も 未来に進む 私だけを残して 諦めることすら許されない ここは残酷な鳥籠 どうして 私なんだろう 神様は私が嫌いなの? 「大丈夫」って言葉が 飽きるほど流れて 静かに 心を腐らせた 私は今日も 自由な小鳥を 憎々しげに にらむだけ どんな時も 君の味方だから その言葉は 私には呪いだった 楽になることを許されない 停滞の強制にしか思えなくて 後何度 私はこの世界を恨むのだろう? 未来もないのに 先を考える滑稽よ 自由な小鳥 私を見る その眼差しすら あわれみに思えて 翼のない いびつな鳥は 鎖を引きちぎった 鉛のように重い身体で 私は光に向かう 行く手を阻む 透明な檻を壊して 私は今日 自由な小鳥に微笑み これで仲間だねと呟いた 私は前進した 停滞はもう終わりだ 身体が風を切り 光に落ちていく |