奇妙なおじさん 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] 反射ベストを着る朝の交差点 手信号で割る人波の渋滞 滑り止め貼った補強の靴底 横を見て歩く同じリズムの群れ [Pre-Chorus 1] 目印になる背中を探す群衆 答えは決めてほしいと願う 並んだ声が揃えば正義 判断の放棄で得た一体感 [Chorus 1] 奇妙なおじさん(奇妙なおじさん) 後方確認(小さく振り返る) 奇妙なおじさん(奇妙なおじさん) 傘の角度(風の道を読む) 奇妙なおじさん(奇妙なおじさん) 一定の歩幅(急ぎもせずに) 奇妙なおじさん(奇妙なおじさん) 考えのない目に(並んで笑われる) [Verse 2] 一歩を引けば通る白い杖 斜めの姿勢で作る視野確保 整列の列に空白ができて 列の乱れを怖がる視線 [Pre-Chorus 2] 目的よりもシュダンが先に 順序が違えば不正のフダ 意志より形を問われる列で 無音の裁きが日々を巡る [Chorus 2] 奇抜なおじさん(奇抜なおじさん) 荷物の配置(脇に寄せられる) 奇抜なおじさん(奇抜なおじさん) 降車の順番(声なく譲る) 奇抜なおじさん(奇抜なおじさん) 整列の先頭(誰も進まない) 奇抜なおじさん(奇抜なおじさん) 逸脱一つ(許さぬ視線) [Pre-Chorus 3] 「違う」はなぜか「間違い」とされ 「変だ」はすぐに「排除」へ変わる 効率よりも統一が優先 笑われる理由を探さない社会 [Chorus 3] 異端なおじさん(異端なおじさん) 動線設計(図面で読まれる) 機能なおじさん(機能なおじさん) 立ち位置選ぶ(最短の距離) 孤高なおじさん(孤高なおじさん) 風の中でも(ぶれない背筋) 奇妙なおじさん(奇妙なおじさん) 模倣の笑顔(冷ややかな視線) 奇妙なおじさん(奇妙なおじさん) 排除の基準(なぜかは問わず) 奇妙なおじさん(奇妙なおじさん) 目立つという罪(黙認の街) |