幸福の致死量 歌詞欄(Lyrics)[Violin solo intro Pizzicato Prelude] [Intro] どこまでが幸せで どこからが毒だったのか 甘い呼吸が胸を満たして 気づけば戻れなくなってた [Verse 1] 少しだけでいいと思った 君が笑う、それだけで でも重ねるたび 増えていった 幸福(しあわせ)の濃度(こえ)── 致死量を超えていた [Pre-Chorus] 数字じゃ測れない 温もりに溺れて この世界の意味が 音もなく崩れていく [Chorus] 「これ以上、幸せにならないで」 誰かが心にささやいた 満たされるたび 剥がれていく 自分が 自分じゃなくなる それでも 君がくれた笑顔が 痛いほどに 美しかった ねえ もし、これが最後なら 抱きしめて── 息が止まるまで [Verse 2] 人はなぜ 測りたがるの? 見えないものに 形をつけて でも君の手のひらの温度は どんな数式にもかんげんできない [Pre-Chorus] 「幸せすぎて怖いんだ」 笑いながら言ったのに その瞬間 本当に 怖くなってしまったんだ [Chorus] 「もうこれ以上 愛さないで」 嘘でもいい そう言えたら こうふくのリミットを越えて 心が壊れてしまう前に だけど君がそばにいるだけで 世界が綺麗に見えてしまう だからお願い このままでいて 朽ちるまで── 幸せの中で [Bridge] 指先ひとつで壊れてしまう そんなガラス細工みたいな命 それでも、手を伸ばした 君に触れた その瞬間 [Final Chorus] 「これ以上、幸せになれない」 心がそう、叫んでいた 満たされすぎて苦しいほど 君が僕を満たしていく たとえこのまま終わっても 悔いはないと言えるほどに 美しく、甘く、儚く こうふくが 命を食い尽くす [outro] ──ありがとう こうふくの致死量をくれた君へ [End] |