「 Her Violin My Piano: Fantasia for Two Souls After Ten Years」 歌詞欄(Lyrics)夜風に揺れるノクターン ハンドル越しのラジオから ふいに流れた 君が好きだった曲 いま月を見上げてる きっと君も 同じ空を見てる気がした 深夜の街 流れるテールランプ 信号待ちで 思い出がよみがえる 「起こしちゃいましたか?」 無邪気に笑った あの声がまだ 胸に残る 忘れたはずの 君の仕草が ピアノの鍵に そっと残ってる どうしてこんなに 覚えてるんだろう もう届かないはずの ぬくもりさえも 過去になれない 想いがあるから 君は僕の やさしい記憶 静かな部屋 灯りひとつ バイオリンに想いを乗せてひく夜 譜面台のスコア あのカフェの午後 照れた笑顔が 弓の先に揺れる 助手席から見えた あの公園の前 「また会えてよかった」って 心でつぶやいた 思い出すたびに 胸があたたかい 時間を超えて 響くアルペジオ 離れてもいい それでも残る 君と出会えて 本当によかった もう会うことは ないかもしれない それでも あなたは今も私の一部 過去にしないで 残しておきたい あなたが笑っていた その時間ごと あの日の言葉が 今も残ってる 会いたいじゃなくて ただ祈ってる 君の未来に 光が差すように 僕はここで 願ってる 貴方と過ごした季節の響き アルペジオみたいに広がってく 強くなれた その理由は きっと 貴方だったから バイオリンが夜に 滲んでいくように 街の灯りが そっと染まっていく 違う道を歩いていても 胸の奥に 君がいるまま 強くなれたのは 君を見てたから あなたの笑顔が 道しるべだった それぞれの場所で 今日を生きてる 交わらなくても きっと心は通ってる |