ひみつの夏夜と三毛猫ミケ 歌詞欄(Lyrics)そっと夜風が 揺らす草むら 三毛のしっぽが ひょいと立つ ぽたり、ぽたりと 線香花火 まるで星を 見つけるみたい ぴかっと光る 庭の隅っこで 耳ぴくぴく おひげもきらり ミケは知ってる 大きな音より パチパチ こっそり 咲く花火が好き ちゃいと手でつつく 火のしずくに 心がふわり 夏になる ぴゅーっと噴き出す 色のシャワー びっくりジャンプ けど見てたい 花びらみたいな 小さなきらめき ひとつずつ 集めてごろん 影の中でも 目がきらきらで じっと夢見る 夜の魔法 ミケは選んだ 空じゃなくてね 地面でそっと 笑う火花たち 足元でゆれる その光が 一番ちかくて やさしいの ころころ 転がる ねずみ花火 くるくる はねる 予測不能 「にゃっ!?」と飛び出す 三毛の背中 しっぽふくらみ 大追跡 ふいにドン!って 小さな爆ぜ音 「ひゃんっ!?」とビクッ 目がまんまる ミケは知ってる にぎやかじゃなく しずかにひらく 小さな宇宙 夜の庭先 ねころんだまま 夏と火花と 友だちになる |