The Quiet Protocol – Chapter 03: Protocol Layer 歌詞欄(Lyrics)Verse 1 鐘の音が 午後を締める 鍵盤の上で 時間が整列する 教本のとおりに 並ぶ音符たち わたしの指が 誰かの正しさをなぞる ゆれる想いは 音になれない 静寂の中で 呼吸を削がれてゆく ピアノが鳴らすのは わたしじゃない でも止められない この規則の演奏 ⸻ Chorus 1 Protocol Layer 感情より先に 選ばれてゆく指先 この旋律は誰のため? ねぇ、もうわたしは 選んでいないのに ⸻ Verse 2 エレベーターの 鏡越しの目線 誰もが黙って 同じ場所だけ見てる 名もない仕草が 秩序の暗黙 わたしの体は 規範を再生してる ⸻ Bridge 気配を消して 存在する訓練 視線も声も “場”に最適化されて 誰もが静かに 従っている そうしない選択肢は 消されていた ⸻ Chorus 2 Protocol Layer 答えより先に 模範を覚えた思考 この沈黙は誰の声? ねぇ、もうわたしは ここにいるだけで ⸻ Verse 3 午後三時の 通知がまた鳴る スケジュールに 行動が書き込まれてく 生きることさえ 予約制のように わたしの時間が 誰かの時計で進む ⸻ Chorus 3 Protocol Layer 自由という名の 選ばされた偶然 意志を持たずに 完璧に従えるように わたしのブレインが 静かに構築されていく ⸻ Grand Chorus(大サビ) 静寂の奥で まだ叫んでいるものがある ねぇ、それは鼓動? それとも記憶の残響? 感情はもう 選べないとしても せめて 気づいていたい “わたしがいた”という 証明のない選択 |