ココロの喫茶店 歌詞欄(Lyrics)[Intro] (Instrumental) [Verse] 月曜日 怒鳴られた新入社員の青年 「会社って、こんなに冷たいんですか」 手のひらにはメモの跡 震える指先が痛々しい 私は言った「そんな日こそ、誰かと話せてよかったね」 火曜日 スマホを握りしめたまま来た女性 「ブロックされました」そう言って微笑んだ 震えた唇が、本当は泣きたいと語ってた 私は言った「強がりって、一番優しい嘘だよね」 [Verse2] 水曜日 眠れないまま泣いてきた若い母親 「泣き声にイラッとしてしまう自分が怖いんです」 手の甲には噛み跡 自分を責めてきた跡 私は言った「あなたの愛は、ちゃんと赤ちゃんに届いてる」 木曜日 名刺を捨ててきた中年の男 「役職がなくなったら、俺は何ですか?」 目を見られずにうつむく 視線の重さ 私は言った「肩書きが消えて、人間らしくなったんじゃない?」 [Inter] (Instrumental) [Verse3] 金曜日 紅茶を二つ頼んだ老婦人 「このカップは、亡くなった主人の分です」 テーブルの向かいは空席のまま 私は言った「寂しいのに、来てくれてありがとう」 土曜日 娘に『うざい』と叫ばれた父親 「近ごろ、娘の心が見えないんです」 思春期の娘の写真を 大切に眺めてた 私は言った「伝わらないって、諦めたら終わりですよ」 日曜日 無表情の若者がぽつりと 「最近、“楽しい”って何か忘れたんです」 目の奥がきれいで、でもとても空っぽだった 私は言った「じゃあ、また来て。何も話さなくていいから」 [Chorus] ここは相談室じゃないけど 誰かが誰かを受け止める場所 心にそっと触れるように 今日の孤独をほどいてゆく [Outro] 月曜から日曜まで いろんな人の声が重なる 私はただ お茶を出して 話を聞いて それだけの場所 ここへおいでよ あなたの場所だよ [Ending] (Instrumental) |