春風に消えた声 歌詞欄(Lyrics)風の音にまぎれて 名前を呼んだ 返るはずのない声 胸に残ってる 駅のホーム 二人並んで 季節外れの風を笑った 何気ない日々のなかに 君のぬくもりが息づいてた 手を振ったあの背中に 言えなかった言葉たち どこまでも続く空が やけに悲しく見えてた 君を忘れようとすればするほど 色あせない笑顔に出会うよ 「またね」さえ言えなかった あの春の約束のままで 誰かと歩く君を見てた もう戻れないと知ってた でもなぜか心の奥で まだ探してたんだ 君の影を 優しさの意味を今 少しだけわかった気がする 「さよなら」は君のため そして僕自身のために 今も夢に出てくる君は あの日と同じ微笑みで ふたり過ごした季節さえ 永遠にしまっておけるなら もう一度会えたら きっと笑って 「ありがとう」って言えるかな さよならは終わりじゃなくて 始まりへの扉だったんだ 君のいない今を抱えて 僕は明日へ歩き出す そっと 消えてゆく あの日の影が まだここにいる… |