だって 歌詞欄(Lyrics)もし...最初からここに「ぼく」なんていなかったとしたら? もし...記憶が全部、嘘だったとしたら??? それでも意味はあるの??? 誰にも見えなくなったとして… これを「生きてる」と呼べるのかな。 「ねぇ...」 君は ほんとうに「君」だと、思ったことがある??? 誰かの目に映る「じぶん」 誰かの記憶にある「じぶん」 そのどれもが 「じっかん」とは、ずれていた 希望もない、絶望すら来ない。 ただ壊れた欠片だけ 抱きしめていた。 ただ、ここにいるだけ ときどき、過去の自分が、話しかけてくる 「きみは、なんで生きてるの?」 答えようとして 「ちんもく」 だって、言葉にした「瞬間に」 何かが終わる気がするから 呼吸を忘れそうになる 「コドウ」が遅くなる 消えない感情、名前のない存在 りんかくがほどけていく 感覚がにじんで 記憶がノイズにまみれる 全てが、全てが「消えていく」 ずっといえなかった... だって 言葉にした瞬間に 嘘になる気がしたから “ほんとうのぼく”なんて 最初から、なかったのかもしれない それが幻想にすぎなくても、まだ終わりたくない ねぇ... 悲しかったこと覚えてる? 悔しかったこと、許せなかったことも 思い出せなくなっていく それって 自分が、きえていくってこと??? 呼吸を止めたくなくて、眠るのがこわかった 静かで、冷たい「しんえん」 でも やさしい場所 誰にもさわられない、誰もこわせない ぼくの最後の場所 なぜか、ぼくを かすかに守ってくれた この存在に、名前はない 今も“名もない重さ”として、残っている それだけが、ぼくの ほんとう ・・・・ もし最初からここにいなかったとしたら??? まだ終われない |