コロチャー6個 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] 腹減ったなって思った瞬間 もう体が店に向かってる 誰かと比べる気もないし 自分の機嫌は 自分で取る [Pre-Chorus] 湯気の向こうで ぼーっとしてる なんか それでいい気がした [Chorus] 特製味噌 麺太め 硬めで行こう 味玉ひとつ ネギ中盛り 味濃いめ 油少なめ コロチャー6個 これが俺のスタイル [Verse 2] スマホ見ながら 待ってる時間が ちょっとだけ 落ち着くんだよね 他人の意見も流しながら 自分の温度を 取り戻す [Pre-Chorus] 完璧なんて 求めてない 「ちょうどいい」って言える夜がいい [Chorus] 特製味噌 麺太め 硬めで行こう 味玉ひとつ ネギ中盛り 味濃いめ 油少なめ コロチャー6個 これが俺のスタイル [Bridge] うまくいかない日もあるけど スープひと口で まぁいっかってなる 誰かの評価より この一杯 それで十分だろ [Final Chorus] 特製味噌 麺太め 硬めで行こう 味玉ひとつ ネギ中盛り 味濃いめ 油少なめ コロチャー6個 これが俺のスタイル ------------------------------------------------------------ ## ライナーノーツ|コロチャー6個 ## 飢えは、最も正直な感情のひとつだ。 理性も美学も、空腹の前では無力になる。 この曲が描くのは、その瞬間にだけ訪れる自分の原点だ。 「特製味噌 麺太め 硬めで行こう」 それはただの注文じゃない。 社会のテンプレートから少しはみ出しても、 “自分の味”を選び取るという、ささやかな意志表明。 カスタムは自由の形であり、孤独の証でもある。 他人のレシピをなぞる安心より、 自分のさじ加減で整える一口に、誇りが宿る。 湯気の向こうに立ちのぼるスープの匂い。 それは記憶と現実のあいだを結ぶ、もっとも人間的な煙。 一瞬、世界が静止し、 「まぁいっか」という言葉が、赦しのように溶けていく。 コロチャー6個。 ただそれだけのフレーズに、 人生をうまくやりすごすための真実がある。 |