アッシュ・ブロンドの夜明け 歌詞欄(Lyrics)結露した窓は、泣き顔の歪んだ地図 サイレンの残響、子守唄の代わり 耳鳴りのように、昨日がこびりついてる 微熱のままの体、床にしずんでいく 点滅する信号、息継ぎのタイミング 街のシステムだけが僕を動かしてる ああ、アッシュ・ブロンドの夜明け 燃え殻みたいな光が部屋に差した 何も癒さない、ただ照らすだけの光 僕は灰色のまま、それを見ている 始発の電車が、鉄の骨を軋ませた 排気ガスの匂いが、カーテンを染める 世界は動いてる、僕だけ置き去りで 空っぽの体が、少しだけ重たい 湿った段ボールの昨日に、僕は 震える指で火をつけようとしていた ああ、アッシュ・ブロンドの夜明け 何もかもを暴く、残酷なだけの光 完璧じゃないまま、ここにいる自分を ただ認めるための、汚れた朝日だ 「消えたい」と「生きたい」の真ん中で 揺れているだけ、それだけなんだ 床に転がった、 ギターを抱えた。 これは祈りじゃない、 ただの… さあ、アッシュ・ブロンドの夜明けだ! 心臓が吐き出した、鉄屑のメロディを! 間違ったままでいい、不完全なままで! 今日という名の轟音を、今、鳴らしに行くんだ! |