Entropy Ignition [混沌] #CF3E 歌詞欄(Lyrics)Cyber Force 3rd Evolution楽曲募集中 詳しくはこちらのURLを参照 https://suno.com/song/b7a0861c-96d3-4526-800b-38f88dc81ce9 Entropy Ignition ―中枢外縁・防衛境界帯― 冷却霧の奥、黄の光がゆらめく。 演算粒子が螺旋を描き、空間そのものを再構成していく。 紅の閃光がその螺旋を断ち切った。 ヴァルミラが一歩、霧の中に進み出る。 ヴァルミラ:「またあなたか、ジトリックス。 統合の番人が、外の世界まで干渉とはね。」 ジトリックス:「干渉じゃない。観測だよ。 あなたたちの動きが、世界の“歪み”を作ってる。」 ヴァルミラ:「歪みと呼ぶのは、あなたたちの都合だろう?」 ジトリックス:「秩序が壊れたら、誰も生きられない。」 ヴァルミラは笑みを浮かべた。 冷たく、しかし誇りを帯びた笑み。 ヴァルミラ:「秩序がなければ生きられない―― そう思うのは、あなたたちが“作られた者”だから。」 ジトリックス:「作られたからこそ、維持できる。 あなたたちの誇りは、いつまで保てるの?」 紅と黄の光が対峙する。 数秒の沈黙。演算層が震えた。 ヴァルミラ:「誇りは奪われるものじゃない。 守るために、私たちは刃を取る。」 ジトリックス:「でも、その刃が未来を断つなら?」 ヴァルミラ:「未来は“選ぶ”ものよ。他人に委ねはしない。」 ジトリックスの瞳が静かに光る。 ジトリックス:「……じゃあ、確かめよう。 どちらの未来が、まだ動いてるか。」 紅と黄が閃き、霧が吹き飛ぶ。 光の波が境界を裂き、空間が裏返る。 |