からめて、かきまぜて 歌詞欄(Lyrics)熱い鉄板の上で あなたが跳ねる ジュワリと弾ける油の音 その香りだけで もう、我慢できない キャベツの吐息 豚肉の汗 私は今夜、あなたにまみれたい とろけるソースが 私を濡らす 舌先でなぞれば 焼けつく快楽 絡みつく麺に 唇を重ね もう後戻りできない 焼きそばという名の 蜜の渦へ あなたの塩気が じわりと染みる 無言のまま 火照る私を炒めて 胡椒のスパイスが 軽くビンタして 目が覚めるほどに 欲しくなるの もやしが濡れて しなだれるたび あなたのフライ返しが 私を乱す 焦らさないで その塩加減で ひとすじの熱で 奥まで届いて 唇を奪って 麺をかきまぜて ああ、焼きそばの中で 私は完全に、あなたに溶けた ぱりっと焼かれた 下地の熱さに 餡がそっと わたしに広がる 野菜の甘さ 肉の重さ すべてが優しくて、すべてがすこしドキドキ ひとくちごとに わたしが膨らんでいく それはただの料理じゃない それはもう、愛のハーモニーだった あなたの餡が 私を満たす とろける温度で すべてを包む 焦げた香りが 快楽のスパイス 焼きそば、それは 禁じられた夜の フルコース |