こぼれ風の音色 歌詞欄(Lyrics)風が頬をなでる午後 誰の声も届かない場所で 小さな光が 胸の奥でまたたいた 古びた踏切の音 夕焼けを割って走る列車 揺れる影が 道に咲く 名もない花を優しくなぞる かなしいことばが まだ言えなくて 涙じゃなく 音になりたかった あふれる想い 静かな空へ そっと 羽ばたかせた 月が笑ってる夜 窓をこえて届く音 誰かがこぼした夢の続きを 風が運んでくる うれしいことばも まだ言えなくて 言葉よりも 深く息をする 鼓動にまかせて 指が奏でる 夜の静けさを 包むメロディ ふいに胸をつかむ 過去のかけら 重ねた日々は 音になって 今も耳の奥で 響いてる 恋しいことばも まだ言えなくて 胸に秘めたまま 音を探した 伝えきれない やさしい痛みが ただ風のなかで 繰り返してる うれしい時も 悲しい時も 心からこぼれそうになった時 あふれそうな声を 音に変えて そっと風になるまで |