トラックに乗って 歌詞欄(Lyrics)[Intro] (Instrumental) [Verse] 乗り物が好きだった 小さな僕に 「乗せてやるよ」と夏の朝 親戚のおじちゃんの 大きなトラック ダンボールでいっぱいの荷台 [Verse] 無理にねだったその気持ち 助手席に座ってわかった 真剣なその横顔に 話しかけるのをやめた [Bridge] サービスエリアでくれた ジュースとお菓子の温かさ ありがたくて 気まずくて 目をそらしていたんだ [Chorus] トラックに揺られて 知らない道を走っていた 無言の優しさが 心の奥に残ってる [Inter] [Verse] 着いた場所で始まった 荷物の積み下ろしの音 ただ見てることしかできずに 立ち尽くしていた僕 [Verse] 汗と声が行き交う中で 動く人々を眺めてた 何もできない自分のまま なぜか静かに感じていた [Bridge] 「このトラックは俺の城」 助手席で聞いたひとこと 多くは語らなかったけど すべてが伝わってきた [Chorus] トラックに揺られて 景色と記憶が重なった 今もあの時間は 確かに生きてる記憶 [Inter/solo] [Verse] あれから会う機会も減って おじちゃんは一人の暮らし 年を重ねても変わらずに 走り続けていたんだ [Verse] 無理するなと言えなかった それは生き方を否定するようで ナイターを見て笑う姿が 変わらずそこにあった [Bridge] ある日突然の知らせに ただうろたえることしかできず 最後に会えなかったことが 今もずっと悔やまれる [Chorus] トラックに揺られて 遠くへ続く思い出 背中で教えてくれたこと 言葉よりも深かった [Outro] 隣の県へ走る道で 似た色のトラックを見かけるたび 思い出すのはあの夏の日と 静かに語ってくれた人生 [Ending] (Instrumental) |