文化の輪郭 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] 積み重ねた 試しと間違いが 今日の朝を 静かに運ぶ 雨の日には 火を守るように 暮らしはいつも 誰かの工夫 形のない灯りが 導く先で 見慣れた日々が 少しきらめく 名前もなく続いた くりかえしに 未来の答えが かくれていた [Chorus 1] どこから始まったのかも知らず 誰が手を伸ばしたのかも知らず それでも繋いできた道が 今の僕らを 支えてる [Verse 2] 火を囲んで 笑った影たち 狩りのあとに うたを交わした 器の跡 編まれた模様が 指先の記憶で 今も残る 削った石に 夢を見ていた 土の香りに 眠りを預けた その続きを 今も生きてる 無言の知恵が ここにある [Chorus 2] 言葉も地図もなかった頃から ひとつずつ確かめながら進んだ 失いながら気づいたものが 今の僕らを 守ってる [Bridge] 歩き方も 食べ方も うたた寝の場所も 教えられずに 季節のうつろい 祝う気持ち 同じように 受け継いでる 着るものにも 意味がある 飾ることにも 祈りがある 不思議だけど 自然にわかる そうやって育つ 日々の型 [Chorus 3] よく似た朝を繰り返して 違う空気を吸いながら 知らず知らずに受け取ってる 遠い誰かのまなざしを 誓いもなく繋がれてる 不器用な輪のなかで 僕もそっと 置いていこう 少し歪んだ 明日のかけら [Outro] 誰かが築いた この文化が 気づけば僕を 導いてる 名もなき日々に 意味をくれた そう思えたら うれしいんだ  |