蒸し暑い夜に揺れる 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] 真夏の夜に帰り着いて ドアを閉めれば熱がこもる 冷蔵庫からビールを取り出し 着替えもせずに床にすわった 明かりをつける気になれず クーラーをつける代わりに 開けた窓から蒸せる風が 意地悪く頬を撫でる [Pre-Chorus] 缶ビールを飲み干す 言えなかった言葉が溶けて 首筋を伝う汗はまだ とまらずに滲む [Chorus] 別れてやろうと思った でも言い出せなかった 薄曇りの夜空に ただ息をひそめた 定まらない気持ちは この暑さのせいだと 自分に言い聞かせても あなたが浮かぶ [Verse 2] 額の汗を拭った顔 わかっていたのに つい口を突いた一言が ふたりを遠ざけた 風もなく、静かな夜 蒸し暑さだけが残る 泣きそうになるまぶたを 隠すように俯いた [Chorus] 別れようか、別れたくない 気持ちが揺れている 真夏の夜の熱気に 答えを預けたまま 心の中の矛盾を 抱きしめきれなくて ただ汗にまぎれてく あのときの表情 [Bridge] ため息ひとつ 夜が濡れる 静寂の中 響く鼓動 「さよなら」も「ごめんね」も まだ言えないままで [Chorus] 別れようか、別れたくない 気持ちが蒸せるようで 泣き出しそうな瞬間に スマホが光る 震える指が触れた画面 あなたの名前が灯る この夜を揺らしたのは 蒸せる暑さとあなたのメッセージ |