Éclair à la mémoire(記憶のエクレア) 歌詞欄(Lyrics)交差点 午後三時 アスファルトに揺れる木漏れ日 ガラス越し 目が合うたび いつもの より ちょっと濃い味 コーヒーカップのゆれる影 沈黙さえ どこか心地いい 「今日は、甘いのがいいな」 そう言って 君は笑った ふいに重なる指先 チョコの膜みたいに はがせない距離 言葉にならない想いが カスタードの奥に溶けていく Éclair à la mémoire ふたりの時間を包んで ひと口で消えた言葉も 甘く残る ねぇ、恋って 冷めてもなぜか 苦くならない まるでエクレア 胸の奥に とけている 曇りガラスに描いた文字 Merci だけじゃ 足りない午後 ショーケースの向こう側 君がまだいる気がして もう戻らない景色も ナプキンに包んで ポケットの中 夢の余熱を抱きしめ 駅までの道を歩く Éclair à la mémoire 君が選んだ甘さが 今でもそっと くちびるに 残ってるよ ねぇ、愛って 一瞬だったから 永遠になる まるでエクレア 過去も未来も 閉じ込めてる Un peu de sucre un peu de toi La lumière d’un souvenir やわらかく 夜がひらく 私だけのデザート Éclair à la mémoire 甘いだけじゃ終われない 君といた季節すべて 香り立つ ねぇ、この心 食べかけのままじゃ 捨てられない まるでエクレア 想いだけが あたたかいの |