君は今日も月に吠える (Wolfina) 歌詞欄(Lyrics)夜風に消えた君の声 静寂だけが鼓膜を叩く 街灯りが揺れるたび 私の影が遠く伸びた 君を探して駆けた路地 月が照らす舗道の上 消えない跡が胸を刺し 今夜も眠れないだろう 君は今日も月に吠える それは正しく君の悲しい心 月に向かって手を伸ばす 届かぬ距離に焦がれながら 錆びた記憶が軋む音 思い出せない笑顔の形 一人きりで夢を見ても 朝は私を拒むだけ 君が笑った日々の影 触れられない幻たち 夜空に紛れる星のように 私も消えてしまいたい 君は今日も月に吠える それは正しく君の悲しい心 月に向かって声を枯らす 響かぬ夜に何かを探して 叶わない願いが溶けて 街の明かりに吸い込まれる もしも君が聞いているなら 今も私を呼んでほしい 君は今日も月に吠える それは正しく君の悲しい心 月に向かって吠えるたび 崩れる心 夜に溶けて ビルの上、風に吹かれ 最後の星が消えていく 月よ、この声を覚えておいて 私だけの祈りを抱いて |