海の底の旅 歌詞欄(Lyrics)静かな波が そっと揺らす 沈む光に 手を伸ばして 水の向こうに 残る影を 探しながら歩いていく 足元に散らばる 欠片たち 名前のない記憶が揺れる 指先が触れた瞬間 遠い声が 微かに響く 忘れていたものが 泡となって浮かび上がる 揺らめく影の奥に 何かが待っている 沈むほどに 近づいていく 眠っていた心の奥へ 拾い集めた 記憶の欠片 ひとつずつ繋がっていく ゆっくりと染まる青の底 閉ざされた扉が軋む 遠ざかるほど くっきりと かつての夢が映し出される 閉じ込めた想いが 波紋のように広がっていく かすれた声の先で 何かが呼んでいる 沈むほどに 目を開いてく 忘れていた景色の中で 絡み合ってた迷いさえも 今 光に溶けていく 水底に響く ささやきが そっと背中を押していく 行くべき場所を知るように 静かに波は導く 浮かび上がる 光の向こう 取り戻した心の色 もう迷わない 目を閉じれば すべてがここにあった 波の音が遠くなる 足跡は消えていくけれど 静かな海の向こうで 新しい旅が待っている |