つもりつもりがふりつもり 歌詞欄(Lyrics)[Intro] 夜の匂いを吸い込んで 少しだけ背を丸めた [verse1] 電車の窓 曇ったガラス 指でなぞる 忘れた名前 誰かの笑い声が 遠くに溶けていく イヤフォン越しの世界に 寄りかかる影 [chorus1] つもりつもりが ふりつもり 言わなかった「つもり」たちが 駅の風に舞い上がる 言葉にできなかった昨日が 胸をかすめて 雪に溶ける [Interlude] [verse2] 交差点の灯り 滲む夜更け 青信号が 誰も待たずに過ぎる ひとつ、またひとつ 積もっていく気配 黙ったままの手紙みたいに [chorus2] つもりつもりが ふりつもり 忘れた「つもり」がふいに 胸の奥で目を覚ます 見ないふりをしていた景色が 帰り道を 白く染める [Bridge] 雨のあと 月が出て 心の屋根を照らすけど 隙間から 落ちてくるのは あの日のままのため息 [chorus3] つもりつもりが ふりつもり 気にしない「つもり」さえも 時間の風に揺れている 重ねた「つもり」が いま 音もなく 胸を塞ぐ [outro] つもりつもりが ふりつもり ひとりきり 夜道を歩く ふりつもるものに 気づかぬふりで |