化物 歌詞欄(Lyrics)[verse] 耳鳴りが 踊る電線(ライン)を這い 混ざり合うノイズ まるで心拍 歩道橋の下 誰かの夢が コンクリートに 埋められている 乾いた風が 正しさを裂いて 信号の青さに 逆らえずにいた 踊る視線と バグった呼吸 意味など求めるなと 夜が笑う [Pre-Chorus] 名前のない感情が 目を光らせて 都市(まち)の片隅で 僕を見てた [Chorus] 化物みたいな僕の影が ビルの隙間を駆けてゆく 正解なんて どこにもないよと 地下鉄が嘲る 曖昧なままでもいいから 君の声を確かめたい 濁った空の裏側に まだ希望は残ってるか? [Instrumental] [verse2] エレベーターの奥 沈黙が鳴る 記憶はもう グラデーションの中 数式のような 朝のニュースに 僕らは今日も 組み込まれてる 飲み干したコーヒーの底に 昨日の残響が 沈んでいた 焦点を失くした視界の先 誰かの未来が滲んで消えた [Pre-Chorus] 思考が歪むリズムで 足音が増えて 空虚な日々に 形が生まれる [Chorus] 化物みたいな僕の声が 街の鼓動を突き破る 誰かのフリして生きるより 不器用に吠えたい 乱反射するこの街で 君の目に映るものは 変わらない日常(にちじょう)か、それとも― 何かを壊すサインか? [Instrumental] [Bridge] 目を閉じれば まだ見える あの日の微かな ノイズの中 何度忘れようとしても 君は 君は 鼓膜にいた [Chorus] 化物みたいな僕の愛が 壊れた世界を照らすなら 不確かなままでも 叫ぶ意味がきっとある 透明なこの夜にさえ きっと誰かが生きてる そんな希望(うた)を鳴らすために 僕は今 声を放つ |