ビターチョコレート -舌の上で嘘になる- 歌詞欄(Lyrics)ざわめく春の風、シャラリ桜散る 甘いだけの恋なんて私には似合わない 濃くて苦い、そういうやつがいい だって、君がそういう奴だから。 「好き」って言葉、口に出したら たぶんこの関係、壊れてしまう 笑いながらも睨んでる ねぇ、気づけよ。いや、気づかないで。 制服の袖すれ違うたびに 指先が心を殴ってくる 誰より君を知ってるのに 誰より知られてないこの痛み ビターチョコレート、溶けてく舌の上 甘くなる前にほろ苦くて 「好き」って気持ち我慢するたび 私らしくなくなってく気がした 君の隣にいるあの子に 嫉妬してる自分、笑えるでしょ 素直でいたい強くもなりたい だけど君じゃなきゃ嫌なの お守りみたいに持ってる「好き」は 時限爆弾みたいに震えてる どうせ叶わないってわかってる だけど、わがままになってもいいでしょ? ビターチョコレート、心に溶け残る ほろ苦い感情ごまかせない 「今すぐ抱きしめて」なんて 言えるわけないけど期待してる 黙ってたことに後悔はない けど、もしあと一秒君が振り向いてたら たぶん私は 全部、言ってた。 ビターチョコレート、全部溶けきったら その先にある味を知りたい 痛くても苦くても止まらない これはわがままじゃなくて「本気」 桜の花びら、唇に落ちて ああ、やっぱり君じゃなきゃだめみたい |