Asymmetry Theorem 歌詞欄(Lyrics)教室の隅っこ 消しゴムのかすが 私みたいに誰にも 拾われず ノートの端っこ 落書きした星座 答えよりも ずっと鮮やかで でも教科書(テキスト)の文字を 追っても 見えない景色が下を向いた時だけ光る だって知ってしまうんだ 雨上がりのアスファルトの匂いとか イヤホンの片方だけで聴いてる音の寂しさとか そんなものを正解にするテストはない この世界は非対称(アシンメトリー) だから 私はここにいるんだと 私の宇宙(コスモス)は私が守ると誓った 踏まれた花の影に揺れる小さな色を拾い集めて 完璧なあなたの死角でしょう? それが私の定理(セオレム) 誰かの笑い声 届かない場所でこぼれた言葉 私みたいに誰にも拾われず 黒板の数式 ひとりの影は色濃くて 答えよりもずっと鮮やかで でも静けさの奥だけで響いてる メロディーに耳を澄ます 私だけの音 ああもう 確かめたくない 画面に残った「既読なし」の時間とか 胸の奥でずっと鳴りやまない不協和音さえ きっとあなたの数式じゃ表せない この世界は 歪(いびつ)で綺麗 それが私のルールなんだと あなたの宇宙(コスモス)は余白が多すぎると知った 誰も拾わない 落書きや沈黙を私は抱きしめてる 完全なあなたの ノイズでしょう? それが私の真理(リアル) 背伸びした言葉で守っても 隠せないのはただの弱さ ほんとは「わかってほしい」だけなんだって 幼くて 消えそうな… この感情(バグ)を この世界は非対称(アシンメトリー) でも 誰も気づかないままだ 私の宇宙(コスモス)は私だけの密室 机の落書きも折れた芯の音も 歌にしたって届かないけど それでもまだここで 息をしてる 私という存在を |