ぶっきらぼうな角煮 歌詞欄(Lyrics)あなたの言葉はいつも少なくて 品数の少ない食卓で僅かな会話 私の好みなんて一切考えてないのね この味の薄さが関心の薄さに思えた 愛なんて知らないそう思ってた 心のどこかで温もり探してた 早く大人になりたくて 飛び出した世界は甘くなかった あなたが作る味の薄い角煮 なぜだろう今はこの優しさが 身体中に沁みて涙がこぼれた 不器用な愛にずっと包まれていたんだ 都会のネオンは眩しすぎるから 見上げた空は星も見えないね 「大丈夫か」なんて聞けないあなたを 少し恨んだりもした――若かったのよ 社会の荒波に揉まれ疲れ果て 誰にも言えない弱さを抱えて 逃げ出すように乗った最終電車 窓に映る顔があの頃と重なる あなたが作る味の薄い角煮 なぜだろう今はこの優しさが 身体中に沁みて涙がこぼれた 不器用な愛にずっと包まれていたんだ あの頃は分からなかった言葉の裏の想い ぶっきらぼうな愛情がこんなに温かいなんて やっと気づいた味の薄い角煮 なぜだろう今はこの優しさが 身体中に沁みて涙がこぼれた あなたの愛はここに在ったんだ 不器用な愛に包まれて私は生きてたんだ |