やわらかい輪郭 歌詞欄(Lyrics)ねえ 見てて ゆっくり重ねていくわ 生地の上に キャベツの夢を 甘くてやわらかい 想いを刻んで そばが跳ねて 香りが立つの 指先ひとつで 熱を誘って じゅわっと広がる 豚肉の吐息 閉じ込めたいの このときのまま あなたと私だけのひみつ じらして 重ねて 焦がして めくって ふたりの距離が 少しずつ熱くなる 熱い鉄板で とろけてく ソースの艶が 欲望を映す 甘く 濃く まあるく包んで “お好み”は あなただけ 青のりが舞うたび 鼓動が揺れる マヨネーズのしずくが 私の指を伝う 卵のやさしさで とじてしまえば もう 逃がさないって決めてた 熱がさめない このまま触れていて 焼き上がるまで 見つめて 熱い鉄板で 溶け合って ソースの香りが 背中を押すの 甘く 深く 染みこんでいく “あなた仕様”の愛で 重ねた層は 時間の証 やわらかくして 芯は残して 甘辛のしるしが 唇にふれたとき 全てがひとつになる 熱い鉄板で 生まれたこの恋 あなたの手で すくってほしいの 甘く 濃く 絡めた気持ち “お好み”は わたしでしょ |