春愁ノ偽リ 歌詞欄(Lyrics)[Intro] 春の風が頬を撫でて 霞む空が嘘をつく [Verse 1] 沈む夕陽が街を焦がし 水たまりに滲む傷 細く折れた傘の骨が 哀れみのように笑ってた [Pre-Chorus 1] 「まだ足りない?」 指の隙間をすり抜けて 爪先でなぞる花びらの跡 微笑むように崩れていく [Chorus 1] 春に溶けたこの感情も 雨のように馴染んでいく 嘘の味して 歪んでく 嗚呼、優しく攫ってくれ 夜に溶けたこの言葉も 昨日のまま転がってる 霞む光に溺れながら 嗚呼、どこにも帰れない [Verse 2] 静かな風に髪が揺れて 見上げた空に影はなく 「また会おうね」と呟いた声 消えるつもりもないくせに [Pre-Chorus 2] 「まだ終わらない?」 絡まる影が揺らめいて 指先でなぞる沈黙の跡 笑えないまま消えていく [Chorus 2] 春に溶けたこの感情も 雨のように馴染んでいく 悪戯みたいに 絡みついて 嗚呼、優しく攫ってくれ 夜に沈んだこの願いも 朝になれば消えていく 君の手には届かない 嗚呼、それでも呼んでいる [Bridge] ほどけるようで ほどけなくて 春の隙間に沈んでいく 君の声さえ 溶ける頃に 僕はやっと 目を閉じる [Chorus 3] 春に溶けたこの感情も 雨のように馴染んでいく 何も言わずに このままで 嗚呼、優しく攫ってくれ 夜に沈んだこの願いも いつか遠く揺らめいて 消えるならばそれでいい 嗚呼、僕を置いていけ [Outro] 春の風が頬を撫でて 霞む空が嘘をつく |