ユリカモメF 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] 夜の波間に 灯りが滲んで 千切れた声が 風にまかれる 僕はまだ君を知らないままで ひとりきり 夢の淵を渡る [Pre-Chorus] 白い羽が空を裂いた 都会(まち)の空 描く軌跡 あれはただの鳥じゃなくて 誰かの心が飛ばした願い [Chorus] ユリカモメ 帰る場所も知らず どこへ行くのかも 知らずに飛んでく 冬の匂いをまとった孤独が やけに似合う 君を映してた ユリカモメ さよならを言えずに この胸の海を ぐるぐる回ってる 廃れた駅のベンチに残った 君の影を まだ追いかけてる [Verse 2] 凍える街を抜けた先には 誰も知らない風景がある 見慣れた空が少し歪んで 昨日よりも遠く感じた [Pre-Chorus] 願いひとつ 羽に託して 僕はまだ ここにいるよ どんな色の朝が来ても 君の幻(すがた)を 忘れられない [Chorus] ユリカモメ 空白の季節に 二人だけの地図を 描けたらいいのに 夢の中だけ自由に飛べるなら もう少しだけ 目を閉じていたい ユリカモメ ひとすじの記憶を ついばむように 空へ溶かしてる 偽りのない君の涙が まだこの心に 降り積もってる [Bridge] 未来なんて信じられずに 閉じた瞼(まぶた)に灯が灯る 確かじゃないからこそきっと あの日の笑顔が輝いてた [Final-Chorus] ユリカモメ 帰る場所も知らず どこへ行くのかも 知らずに飛んでく 冬の匂いをまとった孤独が やけに似合う 君を映してた ユリカモメ さよならを言えずに この胸の海を ぐるぐる回ってる 廃れた駅のベンチに残った 君の影を まだ追いかけてる [Outro] ユリカモメ 無音の祈りを 誰も見ない空へ舞い上げていた 僕もいつかその群れのなかで 君の名前を そっと呼びたい |