同じ傷 歌詞欄(Lyrics)雨ばかり降る 世界だから出逢えた 傘も無いまま二人だけで 身を寄せ花を愛でたね 崩れないように 艶めいて真白で ひんやりと濡れていて 美しくひび割れた 陶磁器の肌を抱く 同じ傷に指を這わせた 夜がアイを満たしてくれた 僕は爪を立てて あなたの背を撫でるよ 癒えないように 星たちは遠く 世界からは逸れて 冷たい指で窓に書いた名前は 白い吐息に溶けて流れたよ 透明な瞳から 零れゆくガラス玉 ぎこちなく囁いた 優しさに目を伏せて 同じ傷に舌を絡めた 夜がアイで 他には何も無いから またうなじを噛んで 紅く染めるよ 癒えないように 砂を重ねる程に あなたに沈みゆくのは 泥のような夢 同じ傷に指を這わせた 夜が、夜だけが 僕のアイを満たしてくれた だから爪を立てて あなたの背を撫でるよ もう二度と 癒えないように |