風が抜けた午後 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] 最後の缶コーヒー 無言で手渡した 語ることなんて もう残ってなかった 肩で笑うあいつの 背中がやけに遠い 慣れすぎた風景が 急に冷たくなる [Pre-Chorus] 次に来る名前だけが 一人歩きしてる 派手で勝ち気で きっと優秀で ……そういうのが苦手なんだよな [Chorus] 春は別れの顔をして いつも突然ドアを開ける 染みついた空気を変えるには 時間が ちょっと足りないだけさ あいつが消えたこの部屋に 残った言葉は 「じゃあな」だけ [Verse 2] 「よろしくお願いします」って その声がやけに明るくて 足音もヒールも場違いで 俺たちはどこかうろたえてた [Pre-Chorus] 世代も性別も違うけど 歯車は回るんだろう だけどなんだろう この無口な違和感は [Chorus] 春は新しさの顔して 平然と古い何かを壊す 仲間って言葉はもう 使わないほうがいいのかもしれない 背中で語ることが多すぎて 正面の言葉が薄っぺらい [Bridge] タバコの煙の向こうで 誰かが笑ってる あの頃のジョークも 今じゃ通じないんだろうな [Last Chorus] 春は容赦なく通り過ぎる 残った俺たちは黙って働くだけ でも、それが悪いとも思ってない 過去も未来も黙って受け入れる ただ言えるのは── あいつがいた春は、少し、良かった |