退屈しのぎ 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] コンビニのコーヒー ぬるいって文句 でも毎日 律儀に買ってんじゃん 「夢とか大事」って言うわりに 明日の予定も ろくに決めらんない [Pre-Chorus] 正解なんて誰も知らないし なのに全部 知った顔してさ 面倒ごとだけ器用に避けて SNSでだけ 勇ましい [Chorus] 壊れたメトロノーム ガタついたまま ズレた拍で こっち見て笑えよ 愛とかどうでもいい 友情も怪しい 結局みんな 退屈しのぎだろ [Verse 2] 駅前で拾ったチラシの裏 大志を語って 丸めて捨てた 「君は特別」なんて言葉も ワゴンセールで 山積みだろ [Pre-Chorus] 期待するだけ損するし でも冷めすぎんのもダサいし カッコつけても中身は空っぽ それでもなんとか回ってる [Chorus] 壊れたメトロノーム 止まんないまま ズレたリズムで 転げ落ちてけよ 涙も信用できない 笑顔も使い捨て 最後に残んのは 毒くらいだろ [Bridge] 「幸せになれよ」って乾杯して 二軒目で悪口こぼすんだろ [Final Chorus] 壊れたメトロノーム 夜を食い散らかせ 無理に合わせんなよ ズレたままでいい 希望も欲望も まとめて笑い飛ばせ このくらいで ちょうどいいんだ ------------------------------------------------------------ ## ライナーノーツ|退屈しのぎ ## この曲は、日常に転がる「小さな苛立ち」をそのままリズムに変換したものだ。 コンビニのコーヒーはぬるいし、SNSでは誰もが正義を振りかざす。 語られる夢も愛も、安売りのチラシみたいに手触りがなく、 結局は退屈を紛らわせるための道具でしかない。 ──「退屈しのぎ」という言葉には、諦めと皮肉が同居している。── だけど、それを突き放すことでしか、本音に触れられない夜がある。 壊れたメトロノームのようにガタついた拍は、ズレたままでも確かに脈打ち、 むしろその歪みこそが生きている証になる。 ──虚飾も飾りもいらない。── 本音を吐き出すことすら面倒なら、毒でも笑いに変えてしまえばいい。 どうせ誰も正解なんて持っていないのだから。 |