「波間にほどけて」 (Full Chorus ver.) 歌詞欄(Lyrics)夏の終わりの 透明な入り江 人影もなく 波だけが話してる あの時の笑い声 この浜に置いて 時は知らぬふりして 静かに進んでた 忘れかけた名前さえ 潮の香りで 蘇るよ この海は 記憶を捨てずに 今も たたずんでいる この海は すべてを知っている 出会いも すれ違いも 重なった足あとも 嵐のような日も 凪のような別れも ぜんぶ呑み込んで また波を返す 遠くで暮らす あの友の笑顔 ほんの短い 旅人のまなざし 寄せては返す いくつもの人生が この水平線で 少しだけ交わる 名前のない関係にも 確かな温度があった この海は 形じゃなく 想いの深さを知っている この海は 僕らをつなげてる 知らぬうちに 誰かの道しるべになってた 伝えきれなかった言葉も祈りも 静かな水面に 波紋のように残る 砂に書いた夢も 風に消えた後悔も 潮の満ち引きのなかで いつかやさしく混ざってゆく この海は 僕らの歩いた時間 遠くの空と ここをつないでる また誰かに出会える 明日を信じて 波間に心を ほどいてゆこう 誰の声もしないこの海で いま 僕の時間が静かに満ちてゆく |