風に溶けて 歌詞欄(Lyrics)[Verse 1] 風が触れるたび 紅(くれない)は舞って 僕の言葉は 葉脈みたいにほどける すすきの穂先が 空をそっとなでて 置き去りの影を 踏んで消していく [Pre-Chorus] 遠く揺れる草のあいだ たった一輪 燃える赤は黙ったまま 宵に溶けた [Chorus] 枯れ葉を踏む音は 昨日の残響? それとも今日の約束? 答えは風 きいろい空のなかへ 混ざっていくよ 僕は少しだけ 僕のまま 風に溶けた 風に溶けた [Verse 2] 静けさをまとう外套(がいとう) フードを上げて どこでもない場所まで 風と歩いた 耳を澄ませば 世界は薄くなる しゃべらない時間だけが やさしく鳴る [Pre-Chorus 2] 枝の先でためらってた 最後のひと葉 名前もなく落ちていく 音も置いて [Chorus] 枯れ葉を踏む音は 昨日の残響? それとも今日の約束? 答えは風 きいろい空のなかへ 混ざっていくよ 僕は少しだけ 僕のまま 風に溶けた 風に溶けた [Bridge] 帰り道は 夕焼け色 言えなかった行間だけが やわらかい 「もう戻れない」なんて 言わなくていい 聞こえるでしょう 静けさの声 [Final Chorus] 枯れ葉を踏む音が 遠くなるほど 季節は肩の重さを ほどいていく きいろい空の端で 目を閉じたら 僕は少しだけ 僕のまま 風に溶けた 風に溶けた (さよならじゃない 風に溶けた) |