ねえ、 歌詞欄(Lyrics)Verse ねえ、 君は ほんとうに「君」だと 思ったことがある? 誰かの目に映る「じぶん」 誰かの記憶にある「じぶん」 そのどれもが 「実感」とは ずれていた 感情に名前をつけて 意味がないとこわくて でも本当は、 ただ、ここに在るだけ Verse 1 本当のじぶんって何? 答えをさがして どこかで「まいご」 ときどき、 過去の自分が 話しかけてくる 「きみは、なんで生きてるの?」 答えようとして 「沈黙」 だって、 言葉にした瞬間に 何かが終わる気がするから Verse 2 呼吸を忘れそうになる 「コドウ」が遅くなる まるで ぼくを引き止めているように ただ この存在を 手放せない 消えない感情 名前のない存在 Chorus 「君がいた」はずの記憶が うすれていく 感覚がにじんで 声も、顔も もう思い出せない 名前もない でも 「いた」と思った記憶が 現実に戻ってくると同時に 夢と一緒に 全て消え去っていく 「よかったね」 それって ほんとうに聞いた言葉なのか わからない Bridge 言わなかったことがある だって 言葉にした瞬間に 嘘になる気がしたから 誰にも見せなかった “ほんとうのぼく”なんてもの 最初から なかったのかもしれない 「ことば」にならない感情が ここにある Verse 3 ねぇ、 悲しかったこと 覚えてる? 悔しかったこと 許せなかったことも 思い出せなくなっていく それって ぼくの感情が きえていくってこと??? それとも ただ、 鈍くなっただけ??? 呼吸を止めたくなった 眠るのがこわかった でも、 なぜか ぼくを かすかに守ってくれた Breakdown 誰にも わかってもらえなくても それでも 「心」に触れつづけたいんだ 誰にも伝えられないまま ただ、 ここに、いる この存在に、名前はない 静かで、冷たくて でも やさしい場所だ 誰にも触られない 誰も壊せない ぼくの最後の場所 Final Chorus どこかで 「それでも、いた」と叫ぶぼくがいる 今も“名もない重さ”として 残っている もう確かめるすべもないけれど、 それだけが、 ぼくの ほんとう ・・・・ |